「ちょうど良いのが無いんだったらつくってみようか」そんな発想から今回のナイフコレクションバッグが生まれました。
株式会社山秀 営業部長 小栗 大輔氏より
普段の生活の中で、専用の入れ物が欲しいことってありませんか。お気に入りの物や大事な物だからこそ、きちんとした入れ物にカッコ良く収納したいことってありますよね。僕の場合はそれがナイフでした。日頃から営業に出掛ける際には数本から数十本のナイフを持ち運びますが、ちょうど良い入れ物 (カバン) がなくて困っていました。ある日、お取引先のアウトドアショップさんで偶然見つけたギアケースを代用し使っていたのですが、「これだとなんだかガサッと入れてあるだけで、かっこよく無いな。」って、ふと最近思ってしまったんです。山秀は創業80年のナイフ屋です。そこはプロのナイフディーラーとして、きちんとしたナイフバッグを持ちたいと思うようになりました。
そんなタイミングでBARCOの五十川さんがお店に遊びに来てくれました。今の話でとても盛り上がり、確認を取ってもらったところ製作が可能だと返事がありました。どうやら老舗の繊維商社様が協力してくださったようで、本当に良い生地で製作をすることができました。打ち合わせを重ねていく中で様々な要望を伝えていたのですが、たくさんのノウハウと提案によりサンプルは想像以上の仕上がりになり驚きました。大切なナイフをしまっておいたり、持ち運んだりするのに本当にちょうど良いバッグです。5月には渡米しブレードショーに出展してきましたが、ナイフ業界の仲間内ではなかなかの反響でしたよ。世の中には実用的なものから高価なコレクターナイフ、ビンテージなど様々ありますが、一本数十万円するようなナイフもあります。時を刻むごとに味が出てくる、ナイフと一緒で使い込むほどにかっこよくなる、そんなナイフコレクションバッグをつくりました。おしゃれでしょう。(笑)
「一緒につくりましょうよ」山秀のマックさんにそう誘われて、直ぐに「やりたいです」と答えました。
株式会社モキナイフ 代表取締役社長 櫻井 哲平氏より
「いま物凄く良いナイフコレクションバッグをつくっています。哲平さんのところも一緒につくりませんか」と聞かれたので直ぐにやりたいです!と答えました。実は社内でも、たくさんのナイフを仕舞えるちょうど良いバッグが無くて困るよねと話していました。創業110年を超えるモキナイフの歴史には、先代や先先代が創り出してきた多くのラインナップがあります。それらを大切にコレクションしてくださっている方も多く、これからも末長く、そして大切に保管していてほしいという私たちの願いもマックさんと共感できた点でした。日頃から数々の展示会に当社の営業代行として走り回ってくれている五十川くんですが、ナイフコレクションバッグをつくると聞いた時は驚きました。本当に良い物が出来るのかどうかは正直半信半疑でしたね。しかし、話を聞くとそこは明治初期に創業の老舗繊維商社で、国内でも超がつくほどの有名メーカー様達と日々製品づくりをされている会社だという事がわかりました。モキナイフのイメージや哲学に合うように様々な生地の提案を受け、実際に出来上がったサンプルを手にしてみてはじめて納得しました。
ただ、山秀様は本物のタクティカルギアやミリタリーギアのような質感とデザインですが、このままだとモキナイフらしさから離れてしまいます。事前にマックさんにも断りを入れ、モキナイフ伝統のナイフデザインに合うような生地をチョイスしました。マックさんが考え抜いた高機能なデザインながらもとてもシンプルなところが大変気に入っています。手前味噌ですがとても良いバッグができました。ナイフ業界の方にこそ使っていただきたいですね。
マックさんのアツい想いに「ナイフと共にビンテージになるものづくりをしましょう」と応えました。
BARCO 代表 五十川 英明
マックさんを訪ねた際、そんな会話で盛り上がりました。これまで山秀さんの商品にもナイロン製で数千円のケースはありましたが、将来ビンテージになるようなしっかりとした物はなかったそうです。他社製品でも広く市場に出回っているような物は無かったので、何か適当な入れ物を探して使うしかありません。ナイフには製造から数十年経つ物も多く、歴史的にもプロダクトとしてもとても価値のあるものが存在します。二社の想いは共通していて、ナイフを大切に保管できるバッグをつくり、皆さんが持っている素晴らしいナイフを次の世代にもしっかりと引き継いでいっていただきたいという点です。なのでナイフ業界の関係者のみならず、高価なナイフを幾つも所有するナイフオーナー様にも是非おすすめしたいです。
先述の通り、「やるなら本当に良質でしっかりとしたモノをつくりましょう」と、今回のプロジェクトがはじまりました。ただ、両社一切の妥協が無いので正直大変でした。(笑) この話をいただいた時、老舗の二社からのオーダーということもあり、正直不安はありました。ただ、今回製作にご協力いただいたところも、明治初期から続く老舗の企業様で、これまで様々な大手アパレルメーカー様とお取引をされています。豊富な生地見本とパーツのご提案、迅速な流通、職人の技術、そして、長年培ってきたノウハウにとても助けて頂きました。このおかげで、最高品質の割に価格もかなり抑えることもできました。数十年後にビンテージと呼べる風格が出てくる、そんな重厚な仕上がりです。ナイフとオーナーとバッグ、この三つが共に時を重ねるごとに味わいと深みを増す。そんな素敵なナイフコレクションバッグが完成しました。
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- 価格 : 16,500円 (税込)
- サイズ: 370 x 180 x 65 mm (外寸)
- 素材 : コットン
- カラー: 山秀 x BARCO Ver. = スモーキーグリーン (ビンテージ仕上)
- カラー: モキ x BARCO Ver. = グレー & ブラック
- 収納量: 折り畳みナイフ 11本
: シースナイフ 数本
: スティックシャープナーもしくは筆記具 2本
※収納量はあくまで目安ですので予めご了承ください。
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